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「詰んだ」という言葉は、特に若者言葉として日常会話やSNSでよく使われていますが、実際の意味や使い方をしっかり理解している人は少ないかもしれません。

当サイトでは、様々な「詰んだ」事例を紹介しています。

そして本記事では、「詰んだ」の意味、由来、具体的な使い方を徹底解説しますね。

最後までお付き合いいただければ、「詰んだ」という言葉を使いこなせるようになるはずです。

「詰んだ」とは

詰んだ人

「詰んだ」は、手詰まりや解決不可能な状況に陥ったことを表すスラングです。

何らかの問題に直面し、それ以上進展できない、あるいは対処の方法がない状況でよく使われます。

現代では、日常の様々な場面で耳にすることが増えました。

例えば、期末テストの勉強が全然進まず、合格が絶望的な状況で「もう完全に詰んだ…」と嘆く学生がいるかもしれません。

また、ゲームの攻略で行き詰まり、先に進めなくなった時に「このステージ詰んだわ」と言ったりします。

このように、「詰んだ」は絶望的な状況や困難な問題に直面した時に使われる言葉で、若者を中心に広く浸透しています。

10〜30代に多い傾向ですね。

ただし、あまりにも安易に使うと、ネガティブな印象を与えかねないので、使い方には注意が必要です。

「詰んだ」の由来

「詰んだ」という表現は、将棋の用語「詰み」から派生しています。将棋で「詰み」とは、王手がかかり、もう逃げ場がない状態を意味します。

つまり、どう指しても負けが確定している絶望的な局面のことを指します。

この将棋の「詰み」という概念を、若者が日常生活の様々な場面に当てはめて使うようになったのが「詰んだ」という言葉の始まりです。

将棋の世界で使われる専門用語が、いつの間にか若者言葉として定着していった珍しい例と言えるでしょう。

「詰んだ」を英語で表現すると?

外国人女性

「詰んだ」を英語に訳すと、以下のような表現が近いです。

  • It’s over(もう終わりだ)
  • I’m screwed(ダメになった)
  • Checkmate(チェックメイト、もう逃げ場がない)

いずれも、将棋の「詰み」と同様に、行き詰まりや絶望的な状況を表しています。

ただ、英語にはニュアンスの違いがあるので、状況に応じて適切な表現を選ぶ必要があります。

例えば、「I’m screwed」はやや俗語的で強めの表現なので、フォーマルな場では避けた方が無難でしょう。

「詰んだ」の使い方と例文

テストの点数で詰んだ

学生にとって、テストは「詰んだ」が使われやすい場面の一つです。

「テスト詰んだ」という場合、勉強が全然進んでおらず、合格する見込みがない状況を表します。

  • テスト範囲が広すぎて全然覚えられない。完全に詰んだ。
  • 追試に落ちたら留年確定…もう詰んだかも。

ゲームの進行で詰んだ

ゲームの攻略でも、「詰んだ」はよく使われます。敵が強すぎたり、攻略法が分からなかったりして、先に進めない時に「詰んだ」と言います。

  • このステージ、絶対クリアできない。詰んだわ。
  • ラスボスが強すぎて全然勝てない…詰んだ。

生活の中で詰んだ

勉強やゲーム以外にも、日常生活の様々な場面で「詰んだ」は使われます。

  • 財布忘れて、電車賃が払えない…詰んだ。
  • 明日提出の宿題が終わってない。もう詰んだ。
  • 告白しようと思ったら、彼女に彼氏ができてた。俺の恋は詰んだ。

このように、「詰んだ」は学生生活から恋愛まで、幅広い状況で使える便利な言葉です。

ただし、使いすぎるとネガティブな印象を与えかねないので、適度に使うのがおすすめです。

借金がやばくて詰んだ

  • 借金が 雪だるまのように膨らみ、月々の返済が難しくなってきた。
  • クレジットカードの支払いが滞り、督促の連絡が来るようになった。
  • 家賃や公共料金の支払いにも影響が出始め、生活そのものが立ち行かなくなりそうだ。
  • 一人で借金問題を抱え込み、途方に暮れている。

このように、支払いに関する『詰んだ』というのも非常に多いのではないだろうか?

関連記事:支払いできなくて詰んだ!借金支払いのトラブルとその解決法|実際の体験談とアドバイス

詰んだと簡単に判断するのもよくない

それに、すぐに「詰んだ」と判断してしまうと、諦めてしまったり、努力を怠ったりしがちです。

実際には、「詰んだ」と思える状況でも、工夫次第で打開策が見つかることが多いものです。

例えば、テスト勉強が思うように進まない時、「詰んだ」と諦めるのではなく、勉強方法を変えてみたり、友達に助けを求めたりすることで、状況が好転するかもしれません。

むしろ、「詰んだ」と感じた時こそ、冷静に状況を分析し、できることから少しずつ取り組んでいくことが大切です。

人間の生存本能なのか、そういう時にすごい力を発揮することがあります。

もちろん、状況によっては、本当に打つ手がない場合もあるでしょう。

しかし、そのような時でも、「詰んだ」と簡単に諦めるのではなく、周囲の人に相談したり、別の角度から解決策を探ったりすることが重要です。

「詰んだ」の類語・関連用語 

「詰んだ」と同じような意味を持つ言葉には、以下のようなものがあります。

終わった

何かが完全にダメになった状況を表します。

「テスト終わった」「人生終わった」など。 

オワタ

特に、「オワタ」はインターネット上でよく見かける言葉で、ネット上のコミュニケーションでは「終わった」と同じように使われることが多いです。

ただし、「オワタ」は「詰んだ」よりもカジュアルな印象が強く、フォーマルな場面ではあまり使われません。(いや、どちらも使わないか、、、)

また、「オワタ」は主にネット上で使われる言葉なので、世代によっては理解されにくい場合もあります。

最近ほとんど見ることがなくなりました。この記事に載せるかどうか迷いましたが、過去の言葉として掲載しています。

状況に応じて、適切な言葉を選んで使うのがポイントです。

相手がネットスラングに詳しい若者なら「オワタ」でも通じるでしょうが、若い人とのコミュニケーションでは、「詰んだ」や「終わった」などの言葉を使う方が無難かもしれません。

無理ゲー

クリア不可能なゲーム、または状況を表します。「このイベント無理ゲーすぎる」「勝つのは無理ゲー」など。

これらの言葉は、「詰んだ」と同様に、絶望的な状況や困難な問題を表現するのに使われます。

状況に応じて、適切な言葉を選んで使いましょう。

まとめ

「詰んだ」という言葉は、将棋の「詰み」から派生した若者言葉で、行き詰まりや解決策が見つからない状況を指します。

勉強、ゲーム、恋愛など、日常の様々な場面で使われており、若者とのコミュニケーションを取る際に理解しておくと便利です。

ただし、「詰んだ」はネガティブなニュアンスが強い言葉なので、使いすぎには注意が必要です。

特に、大人が安易に使うと、若者から「ダサい」と思われる恐れがあります。TPOをわきまえて、適度に使うのがおすすめです。